∞水神さまを祀る∞
夕飯時に、台所に榊がある事に気づきました。
「あれ?うち、神棚ってあったっけ?」
「ないよ」
「え、じゃあこの榊は?」
「水神さまだよ」
へ?水神さま??
そんなの祀られてた??
「ほら、仏壇の横」
と、よ〜く見たらば、仏壇と壁の隙間に榊とコップがありました。
何やら石と水がコップの中に入り、お仏壇と同じくお線香があげられている。
あっれー!?全く気づかなかったわ!!
この辺りには「神さま」と呼ばれる人がいて、水神さまを祀るように言われたのがはじまりだそうです。
そこから祖母の話が始まりました。
わたしの母は5人兄弟の4番目、ずっと男の子続きで待望の女の子でした。
祖母のお母さんは女の子が生まれるのをそれはそれは楽しみにしていたそうです。
ところが母が生まれる約二ヶ月まえに、乗っていた船が沈み帰らぬ人となりました。
島では当時(今でもあるらしいです 母談)、四十九日には「神さま」を訪ねて亡くなった人の声など聞いたりしていたそうです。
当時は母が生まれたばかりでした。
母乳を飲んでもゲホゲホと吐いてしまう事が続いていて、祖母はそれを「神さま」に相談したのだそうです。
祖母は「神さま」から言われた故人の声だとか
細かいエピソードは忘れてしまったらしいです。
ゆるい(笑)
もらったアドバイスとしては…
・祖母の祖母が育てた蚕から紡いだ糸で織った着物を祖母の弟に着せなさい。
・⚪︎⚪︎の川にある石を3つ拾って来て、水神さまとして祀りなさい。
石を持って帰り祀りなさいエピソード、奄美のユタ神さまの本に書いていたエピソードと同じだぁぁ…!
(奄美空港の保安区域内に奄美史本がたくさんあるのです)
身近にあったとは。
着物の件を実行したところ、
わたしの母は一度母乳を吐いたものの、
無邪気にきゃっきゃと笑い
その後二度と母乳を吐かなくなったのだそうです。
( Д ) ゚ ゚
本当に不思議ねぇ、そんな事があるのねぇと家族で話していたそうです。
しかし、水神さまの件はスルーしていたようでした。
南国だから?うちの家系なのか?
なんか終始ゆるいんですようー(笑)
長くなっちゃったので、次回に続くっ。